去年、関谷先生に 2本のカセットテープを渡されました。テープからCDーRにしてくださいとの事です
CDーR製作に用いられたカセットテープの内容は、1984年に佐賀の美術館ホールでライブ録音された関谷先生の ギターとチェンバロのDioライブです 。テープは、TDKのメタルマスターで、コンディションは素晴らしい!!
再生装置はカセットテープデッキ(ソニーの555ES) 真空間プリアンプ、真空管300Bパワーアンプ、スピーカーは、やがて誕生する我々が開発中のブランド名(アベーテロッソ)です。
マイクロフォンは定番AKGの451で、2本マイク ステレオ録音されてるため、ギターとチェンバロのバランスが非常によく、佐賀の美術館ホールは、できたばっかりで関谷先生もスペインの旅から帰ってきた翌年で当時の暖かい演奏風景が目に映り癒されました。
マスタリングですが、カセットテープからオリジナルの真空管プリアンプを通し、オーロラの24bit? AD/DAコンバーターでハードディスクにトラックダウンします。これを元手にCDにします。
さあこれからが問題です。
私はCDにした音と元の原版テープと何回も聞き比べ磨きをかけます。楽譜には色んな音楽記号が書いてありますが演奏もセンスですがマスタリングもセンスです。 ギターのよいんとチェンバロ絡み!! 付点音符 スタッカート !!マスタリングには様々なチューニングが必要です。
素敵なCDを作るには演奏家の心 演奏のエッセンス 録音風景の空気管までも表現したいです。今回も一ヶ月ほど没頭し、完成しました。
今日、先生に渡したら 感動されました。 1曲目は私も色んな思い出があり、涙が出るほどの感動あるしあがりでした。
明日からは、佐賀ギターアンサンブル ラ・エスペランサ?第27回定期演奏会のマスタリングに没頭します。